############################################################################# # # # ATAPI用 CD-ROMインストーラマニュアル # # (c) PIONEER ELECTORONIC CORP. # # # ############################################################################# 1. ドライブユニットの接続 1.1. IDEハードディスクと同一のケーブル上に接続する場合 後部のショートピンは SL(Slaveモード)の位置に設定してください。またハードディ スク側も Single設定から Masterモードへの変更が必要な場合も有りますが、これは各 ハードディスクメーカーにお問い合わせください。 1.2. 単独で IDEケーブル上に接続する場合 後部のショートピンは MA(Masterモード)、SL(Slaveモード)のどちらの位置に設定 してもかまいません。ただし、System BIOSで Masterドライブが存在しないと IDEポー ト自体が使用できなくなるコンピュータもありますので、この場合には後部のショート ピンは MA (Masterモード) に設定して下さい。 2. 各OSでの使用方法 2.1. MS-DOSで使用する場合 MS-DOS (もしくは IBM PC-DOS等) で使用する場合には、以下の手順が必要となります。 2.1.1. 付属のインストーラを使ってインストールする 添付フロッピーディスク中の SETUP.EXE を実行してください。SETUP.EXE は、添付 ディスク中の \PC-AT にあるドライバをインストール先へコピーし、CONFIG.SYS と AUTOEXEC.BAT の書き換えを行います。 付属のインストーラを使わない場合は、以下の手順が必要となります。 2.1.2. ファイルのコピー 添付フロッピーディスクの \PC-ATディレクトリから、ATAPI_CD.SYS をハードディスク へコピーしてください。 2.1.3. CONFIG.SYS の変更 ドライブを接続し、デバイスドライバのファイルをコピーした後に以下の行を CONFIG.SYS に追加してください。 DEVICE=C:\ATAPI_CD.SYS LASTDRIVE=Z オプションは以下のようなものが有りますが、指定しなくてもかまいません。オプショ ンが指定されない場合には自動的に接続されている CD-ROMドライブユニットを検出し て接続されているドライブを導入します。 LASTDRIVE=Z を指定しないと、論理ドライブ名が不足してデバイスドライバは導入され てもアクセスできない場合が有りますので、必ず指定してください。 また、オプションを指定する場合には以下のように指定してください。 例) DEVICE=ATAPI_CD.SYS /S:1 /D:MSCD001 [オプションの内容] /S:x (x=0--3) ----> CD-ROMドライブのID CD-ROMがマスター・スレーブのどちらにセットされているか、 また、プライマリとセカンダリのどちらの IDEコネクタに接 続されているかによって、以下のように設定してください。 0 : Master Drive on the Primary IDE Channel 1 : Slave Drive on the Primary IDE Channel 2 : Master Drive on the Secondary IDE Channel 3 : Slave Drive on the Secondary IDE Channel /D:xxxxxxxx ----> CD-ROMデバイス名 例) /D:MSCD001 オプションを指定しなかった場合の CD-ROMデバイス名は“MSCD001”になっています。 デバイスドライバをサブディレクトリにコピーした場合には、DEVICE=...の行をフ ルパス名で指定してください。 2.1.4. AUTOEXEC.BAT の設定 以下の行を AUTOEXEC.BAT に追加してください。 例) MSCDEX.EXE /D:MSCD001 “/D:MSCD001”は CONFIG.SYS で指定した CD-ROMデバイス名と同じ名前を指定してく ださい。(CONFIG.SYS でオプションを指定しなかった場合には、上記の例をそのまま 使用してください。) 2.2. MS-Windows Ver3.xx で使用する場合 CD-ROMドライブユニットをプリマリの IDEコネクタに接続し、IDEハードディスクをマ スターにして使用する場合には、常設スワップの“BIOSを経由せずにアクセス”は禁止 にしておいてください。 CD-ROMドライブユニット導入前に、常設スワップの“BIOSを経由せずにアクセス”を使 用していた場合には、Windowsディレクトリの SYSTEM.INI ファイルの以下の行を変更 してください。 (変更前) 32bitDiskAccess=ON (変更後) 32bitDiskAccess=OFF 2.3.  Windows NT で使用する場合 CD-ROMドライブユニットをプライマリの IDEコネクタにスレーブモードで接続してから Windows NTを導入してください。 Windows NTを導入済みの場合には、 Windows NT付属のマニュアルを参照してください。 (ATAPIデバイスとして導入可能です。) Windows NTは Ver3.5以上を使用して下さい。 2.4. OS2 Warp で使用する場合 CD-ROMドライブユニットをプライマリの IDEコネクタにスレーブモードで接続してから OS/2 Warpを導入してください。 このとき CD-ROMデバイスのところでは“Other IDE CD-ROM”を選択してください。 2.5. Windows 95 で使用する場合 CD-ROMドライブユニットを Windows 95のインストール用に使用する場合には、2.1.を 参照して MS-DOS用のデバイスドライバ (ATAPI_CD.SYS) をインストールして下さい。 それから Wiondows 95アップグレード版のインストールを行って下さい。 Windows 95がインストールされているコンピュータに CD-ROMドライブユニットを接続 する場合には、正しくコンピュータに接続すれば自動的に認識されます。(但し、この 場合には MS-DOSモードで再起動すると CD-ROMにはアクセスできませんので、MS-DOSモ ードでも CD-ROMにアクセスしたい場合には、2.1.を参照して MS-DOS用デバイスドライ バをインストールして下さい。) それ以外の OSで使用する場合や、テストプログラムを作成する場合には、以下を参照 してください。  ・DRM/DR-Uシリーズ SCSI-2コマンドマニュアル  ・ATA Packet Interface for CD-ROM (SFF-8020 Rev2.6)  ・ANSI X3T9.2 SCSI2 Rev 10L  ・ANSI X3T10 ATA2 948D Rev3 ・ANSI X3T10 ATA3 2008D Rev6 このデバイスドライバを無断に複製・配布することは禁止します。